Vol.6

ハロウィンから考える

ここ数年は、10月下旬ともなると、仮想した人々をよく見かけるようになりました。

 

そう、ハロウィンの季節です。

 

山手線に乗っていると、渋谷駅から仮装した大人が普通に電車に乗ってきていました。そして周りの乗客もちょっと視線を動かすものの、普通に受け入れています。車内アナウンスも「本日はハロウィンのためハチ公口改札付近は混雑しています・・・」と言っていました。日本でも、少なくとも首都圏ではだいぶハロウィンも浸透してきている感じがします。

 

ハロウィンは元々は古代ケルト人が秋の収穫祭を祝い、悪霊を追い出すという宗教的な意味合いを持つイベントでした。イベントなどにはあまり乗らない日本で、なぜ今頃流行るのか考えてみました。

 

いくつか要因はあると思いますが、こんな感じでしょうか。

●男性も子育てに参加するようになり、家族参加型のイベントが増えた

●個人だと難しくてもSNS等で呼びかけ「みんなで集まって何かする」ことがやりやすくなった

●TDR含め、企業が商業用に活用した

●みんながやっているから、参加する(横並び)精神

 

日本は元々パーティ文化がありません。西側の海外ではほぼ毎週のようにパーティがあって、そこが社交の場となります。日本はその代わりに、参加者が限られる住宅が密集して町内会のようなコミュニティがあり、また飲み会文化がありました。それを考えると、住宅や町並み、人々の思考が西洋化している日本にも、社交の場を求めるのは当然の流れなのかもしれません。しかも、仮装すると恥ずかしさの垣根も下がって、見ず知らずの方とも話しやすいですしね。

 

そして、国籍違えど人とつながりたいと思うことは同じなんだなと気付かされます。その想いを表現できる場があれば、みんな自分らしく振る舞えるのですよね。

 

この点は、私がクライアントの皆さんをサポートしているときに大切にしていることと同じです。

 

お子さんのために衣装を調達する親御さんは大変かもしれませんが、今後は楽しくも日本らしいソーシャライズできる場(社交の場)を創造していけるとおもしろいですね。